ソシデア知的財産事務所のブログ記事
2016 12/31 10:37
米国でベストセラーの本を紹介します。『世界をつくった6つの革命の物語』(著・スティーブン・ジョンソン、朝日新聞出版)には、人類史の中で、発明が世の中の意識を変えた例が紹介されています。 博学者スミスが1861年、ピラミッドの内部の真っ暗な「王の間」を撮影しようとしたとき、ガス灯、ろうそく、たいまつで暗い「王の間」を撮影しようと試...
2016 10/05 14:06
地域の産業を成長させるために必要な要素はなにか?「地域を愛して社員とともに育ち、地域の資源を活かし、地域のニーズをふまえて絶えずイノベーションを起こしていく起業家魂こそが、地域再生の大きな担い手であると痛感している」 宮崎大学の根岸准教授が「中小企業と地域づくり」(鉱脈社)にて述べている。 地域の産業を成長させるために必要な要素は、...
2016 08/14 22:02
「この場合は、かえって特許を出願しない方がよいかもしれません。」地元産の農産物を利用したドレッシング、健康飲料、漬け物などは、その特徴的な製法などで食品の特許を取得できます。そして、特許を取得すれば、20年間、その製法で作った商品は独占販売できるわけです。さらに、その商品は特許製品であるというお墨付きがもらえるために、営業効果も得られま...
2016 06/24 09:13
左が虎屋の上田社長で、真中が浜元社長「消費者は商品を2度評価します。買う前の評価と、買った後の評価。この評価をいかに上げるかが勝負。」先日、延岡の老舗菓子屋「虎屋」の上田社長と会食をしていたところ、社長から出た言葉です。これは、社長のオリジナルの考え方ではなく、「カビキラー」「トニックシャンプー」といったロングセラー商品を理論的に開発し...
2016 03/27 23:53
中小企業の知財出願状況(平成27年)特許庁資料より抜粋宮崎県について、ちょっと驚きの結果が、最近、特許と意匠に関して見られました。ブログの題目の内容では、わかりにくいと思いますので説明しますと・・特許庁が毎年、47都道府県ごとに、中小企業数の特許出願数という統計を出します(中小企業の知財出願状況)。この結果は、各県の特許出願数ですから、...
2016 01/25 12:27
サーファー仲間で話題になっている「ガチャロック」消費者ニーズにマッチした宮崎発の発明品です。「これは、売れる商品ではないから特許をとっても無駄になるかもしれません。」こんなセリフを弁理士に言われたら、あなたはどのように思いますか?自分は、その発明が、消費者としても自分が判断できるものである時、このセリフを言うべきなのか、言うべきではない...
2015 11/22 20:54
今年のコンテスト授賞式の後の写真(知っている人が多く驚きました!)※宮崎商工会議所様より掲載許諾いただきました弊所が応援している2名の発明家が、宮崎商工会議所主催のビジネスコンテストにて、なんと、2位、3位に入賞しました!3位は、「ガチャロック」というサーフィンのフィンを簡単に取り付け可能な器具を発明した、梅ちゃんこと、梅山さん。経営者...
2015 10/03 00:33
写真の一番右のパネルになります。9月22日,23日にシンガポールで開催されたTechInnovation2015に、宮崎の個人発明家の自転車の発明が展示されました。海外でもこの発明を知ってもらいたい・・と思っていながら、なかなか、実現できなかったのが現状でした。今回、この発明の協力をいただいているIPBridge社のブースをお借りして、...
2015 09/22 22:23
佐賀大発ベンチャーの株式会社オプティム。ここの菅谷社長の本がダイヤモンドから出ました。僕もこの方と出会わなければ、独立しようと思わなかったぐらい影響を受けました。若者の熱い仕事の作り方や、情熱の出し方が泥臭く伝わってきます。ある意味、九州気質?特許の話もたくさん出てきますので、手にとってみてください。「おわりに」で、会社をお金で見ている...
2015 06/09 22:41
この色を見て、どこかの商品を思い出しますか?そうです。こちらは、Tiffany BLUEという色で、貴金属を販売するティファニーが1837年から使用している色です。その色を見ると、すぐに、その商品やサービスを思い出す・・ということは、色彩がどこのメーカの商品であるかを識別してくれるわけです。このような色彩を、商標的な効果がある色彩、と言...